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此の平和・移民 永豊鎮

此の平和・移民 永豊鎮
絵葉書番号 Z84-034 
大分類 旧満州 
小分類 満蒙開拓   日本人移民
タイトル 此の平和・移民 永豊鎮
★は「組絵葉書タイトル」
◇は発行元など
◇南満州鉄道株式会社発行 
*は撮影年
無印は絵葉書の投函年
1937年(S12) 
*印は撮影年推定根拠
無印は投函年推定根拠
発信者スタンプも消印(大連中央)も「12.12.15」 +受取人住所+文面(南京陥落) 
内容 <満蒙開拓移民団第1号の「弥栄村」(永豊鎮)>
1932年(S7)に日本の傀儡国家「満州国」建国後、日本は国策として、日本農民を満州に移住させる満蒙開拓(まんもうかいたく)を開始。移住の始まった1932年(S7)から1945年(S20)までに27万人の日本人が満州へ移住している。 
その第1号入植地が、ソビエトとの国境に近い吉林省佳木斯(ジャムス)近辺の永豊鎮(えいほうちん)で、弥栄村(いやさかむら)と名付けられた。 入植したのは1933年(S8)で、兵役を終えた在郷軍人たち493人だった(武装移民団)

/ 大連発東京宛のハガキ文面 「南京陥落は吾々によい教訓をさずけて下さいました。当地は内地よりもより一層賑わっています。全く一家一人は必ずこの祝賀会に参加して全市に亘り火の海、旗の大波です。 全支に亘り大道活歩(ママ)できる日も遠くはありますまい。願はくば、この全支の鉄道を満鉄が経営出来る様に祈ってやみません。日本の前途には洋々たるものあるのを感じ、それと同時にこの日の本に生を受けた喜びを禁じ得ません」 (発信者は満鉄勤務日本人)
 (参考:日本軍による南京占領(南京陥落)は、1937年(S12)12月13日、大虐殺事件をおこす) 
備考 2銭切手(大日本帝国郵便)=満州国から日本へのハガキ切手代2銭は、S12.4~S17.2) 
モノクロ/カラー 単色カラー